NVIDIAの最強クラスのGPU、RTX 3080をeGPUで試す

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どうも~Yukiです。

欲しい欲しいと思いながら品切れでずっと入手出来ていなかったRTX 3080をようやく入手出来たので、今回はeGPU BOXに搭載して試して見たいと思います。

↑購入したのはZOTACのRTX 3080 グラフィックボードです。

↑今回使用したeGPU BOXです。750Wの電源が搭載されており、RTX 3080が十分動かせると思います。

そして1番重要な、使用したノートPCですが、前回紹介したDell XPS 15 9500になります。以下スペックです。

年式 CPU RAM SSD GPU
XPS 15 9500 2020年モデル i7-10750H 16GB 512GB GTX 1650 Ti 4GB

そして大前提として言っておきたいんですが、ノートPC+eGPUの構成は、デスクトップPCの代わりにはなりません。

今まで色々とeGPUの構成を試してきた結論ですが、ノートPCの冷却性能ではデスクトップでやるような重い作業には耐えられません。ゲーム中に微フリーズが多発しますし、エンコードでもCPUの温度が非常に上がります。eGPUを使うなら、そこを踏まえて購入してみてください。

ZOTAC RTX 3080 Trinity OC + Razer Core X Chroma

RTX 3080は、NVIDIAの第2世代RTXアーキテクチャであるAmpereで構築されており、約30TFLOPSとなっています。RTX 2080tiが約13TFLOPSなので、単純計算で2倍以上の性能アップです。

RTX 2080tiの価格が大体15万円ほどで、RTX 3080が10万円を少し超える程度なので、中々コスパがよくなっているのではないでしょうか。ちなみにRTコア数は2080tiと変わっておらず、どちらも68基です。

RTX 3080が発表される前に、電源pinが12ピンになるとかって噂ありましたよね。ここにきて独自規格かよ!って思ってましたが、フタを開けてみると今までと同じ8pinでした。

RTX 3000番台は3スロット幅だ!みたいな噂もありましたよね。そんな分厚くなる?と思っていたんですが、この噂は本当でした。AirPodsと比較して、1.5倍ぐらいですね。3スロット分スペースを取ります。

ZOTACのバックパネルは黒基調のシンプルなデザインで、あまり主張しない感じです。放熱もしっかりやってくれそうです。

付属品は、説明書、6pin to 8pinの変換アダプタが2本入っていました。

Razer Core X Chromaに搭載してみました。3スロット幅という分厚さですが、問題なく入り、フタも閉められます。

Windowsと接続

Razer CoreとDell XPS 15 9500を接続させてみます。

WindowsとRazer Coreの接続ですが、macOSと同じように非常にカンタンです。Thunderbolt 3ケーブルで接続し、いくつかの許可をオンにして、ドライバをインストールすればOKです。

詳しいやり方は、前回のeGPUの記事で書いているのでわからない人は見てみてください。

ベンチマーク

Windowsと接続出来たので、ベンチマークをしてみます。

Cinebench

まずはCinebenchで計測してみました。

CPUマルチスコアは2374pts、シングルスコアは434ptsでした。RX 5700 XTをeGPUで繋げた時は、マルチスコアが2742ptsだったので少し下がっていますね。CPUランキングでは、i7-7700Kとほぼ同列です。

3DMark Time Spy

次にDirect X 12に最適化されたベンチマークソフト、Time Spyで計測してみました。

結果はCPUとGPUの平均スコアが9537でした。

RX 5700 XT環境では、7970という結果だったので、大幅にアップしている...ような気もします。RTX 3080とRX 5700 XTでは単純性能が大幅に違うので、もう少しスコアを上げてほしかったです。

グラフィックス単体のスコアは、RTX 3080が11367で、RX 5700 XTが8195だったので、ここには大幅な差が出来ていると言っていいでしょう。

FF15ベンチ

次にFF15ベンチですが、結果は標準品質で10167でした。ベンチマークを動かしている最中にFPSを表示させていましたが、平均80FPS程度出ていました。これには中々ビックリです。

VALORANT

次は実際にゲームをプレイした感想です。

まずVALORANTをプレイしてみましたが、FPSは130~170で推移しており、平均150FPSぐらいでしょうか。

この結果を見ると、問題なくプレイ出来そうに思えますが、プチフリが大量に発生し、正直プレイどころではありませんでした。

これはGPUのせいではなく、CPUの冷却不足だと思います。クラムシェルモードで動かしているので、その分放熱も難しい環境です。

CSGO

CSGOでは、FPS表示ソフトが動かせないので無表示ですが、大体200FPS~です。

軽いゲームなので常に200FPSは超えていますね。VALORANTと比べてプチフリも少なく、比較的快適に遊べるゲームでしょう。

しかし、この環境で長時間ゲームをすると、CPUに疲労がかかりすぎて、寿命が短くなるような気がします。

まとめ

今回は、RTX 3080をeGPUに搭載してどれだけの性能アップが見込めるかを軽く検証しました。

結果としては、性能アップは見込めるが、CPUの性能が追いついていない、という結論です。

これはノートPCである限り永遠につきまとうであろう問題なんですが、やはり長時間負荷がかかるゲームなどをプレイするのは難しいです。

軽いゲームの筆頭であるCSGOやMinecraft、Terrariaなんかの2Dゲームは問題なく遊べるとは思いますが、VALORANT、MONSTER HUNTER WORLD、METAL GEAR SOLID 5などの重いゲームは難しいですね。

今まで外出用と自宅用のPCを統一出来ないか、色々試行錯誤してきたんですが、やっぱりダメでした。棲み分けって大事なんですねえ。

それでは今回はこの辺で

だからは私は、自作PC。

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