今のiPhoneに価値はない。Apple Watchこそに価値がある

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こんにちは、Yukiです。
最近のiPhoneについて、つらつら語っていこうと思います。

正直、今のiPhoneに値段に見合った価値は無い、と感じています。
対して進化しない性能、増えていく余計な機能、釣り上がる値段。
Appleが販売台数を非公表にしたのも、殿様商売で値段を上げすぎて、売れないからだと多くの人が考えていると思います。

しかし、現在日本において唯一Appleが他社メーカーに勝っていることといえば、Apple Watchがあることです。

現在のスマートウォッチ市場を見ると、まともに使えるのはApple Watch、Fitbit、Fossil Qくらいのものでしょう。Android Wearは総じてApple Watchに劣っていて、機能もあまりありません。

NFC-A/B/F

Apple Watchには、特筆すべき点があります。SONYが開発したNFC-F、Felicaを搭載していることです。現在スマートウォッチでFelicaが使える製品は、SONYのWena Wristくらいでしょう。Fossil QシリーズはNFCが搭載されているようですが、Felicaは搭載されていないでしょう。

NFC-A/Bは海外や日本で多く使われている技術です。Type-AはTaspo。Type-Bはセキュリティ性が高く、運転免許証やマイナンバーカードなどに使われています。便利で安価に搭載できるNFCですが、応答速度が遅い、という欠点があります。

対して、SONYが開発したNFC-F、Felicaチップは、応答速度がとても速いです。NFC-A_Bは、424kbps。対してNFC-Fは847kbpsと、A_Bに比べて約2倍の速さとなっています。これは日本の電車通勤において、必要不可欠な速度です。

現在NFC-Fを搭載している改札を導入しているのは、日本と香港だけのようです。その他の国は、ロンドンですら、改札を通るのに6秒ほどかかるそうです。これは、日本だったら大行列ができる速度です。毎日通勤ラッシュがある日本では、とても使い物になりません。

※そもそもNFC-A/Bでは日本の改札は通れるのか?あとでJRに聞いてみます。

スマートフォンでは、Felicaを搭載しているものは多い

スマートウォッチではなく、スマートフォンで見るとどうでしょう。iPhoneだけでなく、Xperia、Oppo、HTC、AQUOS、Pixel 3など様々なメーカーのスマホにFelicaが搭載されています。Google Payのアップデートのおかげで、ある程度使いやすくなりました。

(昔のGoogle Payは、名前も知らないポイントカードしか使えず、Play Storeで評価が星2とかでした)

多くの人は、スマホでSuicaが使えればいいじゃん、とお思いでしょう。確かにその通りです。スマホでもスマートウォッチでも、Suicaの使いやすさは別に変わりません。

しかしそれでも、スマートウォッチ、中でもApple WatchでSuicaを使うことには意味があります

これは、僕が常々思っていることでもあるんですが、複数端末を持つ、ということは重要なことです。一つの端末に依存していると、その端末の充電が切れたとき、壊してしまったとき、無くしたときに恐ろしいことになります。

これは僕やズボラな人にしか共感されないと思うのですが、僕は酔ってスマホを何度も無くしています。気づくと知らない街で朝の3時、という状況も稀にあります。スマホも財布もない、絶望的な状況で知らない街、友達はどっかいった。そんな時、Apple WatchにSuicaを入れておけば、そのSuicaで帰れます。

友達が冷たいという人もいるかもしれませんが、そういう状況では大体友達もめちゃくちゃ酔っています。使い物になりません。(笑)

という理由がまず一つ目です。次に二つ目。

1日スマホを使えば、充電はなくなっていることが多い

僕は現在iPhone XRを使っています。Xを無くして、XRにして、またそれもなくして3台目のスマホです。正確にはXの前にXperia Z4を使っていました(Z4も一回無くしました)。

こうやって文字に起こすと、自分がどれだけズボラなのかがわかります。スマホ3回無くしてますね。こりゃーひどい。

それで、iPhone XRのバッテリー状況なんですが、1日使えば大体帰りの電車では20%ぐらいです。その電車でYouTubeを見ようもんなら、充電が切れ、帰りの改札を通れなくなる可能性もあります。僕は最新のiPhoneなのでまだバッテリー容量は多いですが、一つ前のXや8、7を使って、またモバイルSuicaで通勤している人は、間違いなくモバイルバッテリーが必須でしょう。Xを使っている僕がそうでした。2、3回、JRの人に見逃してもらったことがあります(もちろんあとで払いに行きました)。

モバイルSuicaを使っている人は、スマホの充電を気にしながら使わなければいけません。そこで、Apple Watchです。Apple Watchは、バッテリーが大体1日持ちます。僕の使い方では2日3日は余裕で持ちます。そんな安心できる腕時計にSuicaを入れておけば、スマホの充電を気にすることなくYouTubeが見れます。

Apple Watchを買うことで、スマホのスペックダウンをしても問題がなくなる

これは第3のメリットなんですが、Apple WatchにFelicaが搭載されているので、スマホにはFelicaが搭載されていなくても構わなくなりました。なので、最新iPhoneを追って、お金を浪費することもなくなりました。普通の大学生は、パソコンを持たず、スマホだけという人が今は多いので、それなりにスペックも欲しいかもしれません。

しかし、僕は自作PC、iPad Pro、Apple Watchを持っています。この上スマホまでスペックを求めるとなると、完全に無駄な浪費になってしまいます。Apple Watch、iPadを買うことで、Felica搭載!!や最新iPhone!!を追わなくても、そんなに気にならなくなりました。

動画はiPadで見て、支払いはApple Watchでする。携帯ですることと言えば、LINEと電話くらい。あれ、本当にiPhone XRいらなかったんじゃ?

僕は普段パソコンとiPadしか触らないので、スマホを触る時間が1日のうち1時間くらいです。こうなると、高いスマホを毎年買う必要がないので、お金を節約できます。

今のiPhoneは、iPhone単体では価値がない。

記事タイトルに帰結するのですが、結局今のiPhoneは、周辺機器によって、その価値を維持していると思います。Apple WatchやAirPods、またはiPadなど、様々な製品と連携させて、便利になってこそ、最新iPhoneの恩恵が受けられると思います。

正直どれだけスペックアップしても、それに負荷をかけるアプリがなければ意味がありません。スマホでLINEやネットサーフィンしかしない僕からしたら、画面が小さい携帯は性能が多少低くても構わないです。

色々考えた結論として、iPhoneユーザーはApple Watchを買いましょう。ということになりました。なってませんか。

ともかく、単体では高すぎて売れないiPhoneも、Apple Watchという価値のある腕時計や、素晴らしくシームレスな接続のAirPodsなどによって支えられています。他社メーカーがFelica搭載のスマートウォッチを出してきたら、その牙城も崩れるかもしれません。そうなったら僕も、いよいよZenfone Max Pro M2に機種変更できるというものです。

それではこの辺で。

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